ジャカルタからシンガポールへは、シンガポールの格安航空会社タイガーエアウェイズで向かう。タイガーエアウェイズ2273便12時40分発シンガポール行きは、4月19日の時点で米33$、数ある航空会社の中で一番安い値段であった。購入時に、座席のリクエストも可能だが、それをすると料金が加算されるので、それはしなかった。ただ、これは後で後悔することになる。
チェックインカウンターに入る手前に手荷物検査場がある。
手荷物検査を経てチェックインカウンターへ進む。
タイガーエアウェイズのカウンターには長い行列ができている。カウンターが3つしかない。格安航空会社なので、このようなところも必要最小限にしているのだろう。大量の荷物を持っている人もいて、チェックインにかなりの時間を要する。40分程度待って、やっと自分の番になる。ここで空港税Rp150,000を支払う。レシート状の搭乗券をもらう。
出国審査をすませるが、ここでは出国カードは回収されない。カードを取らなくてもいいのかと審査官に尋ねると、ゲートでとのことだった。
広いがあまり人はいないコンコースを通り、搭乗口へと向かう。
搭乗口の入口に手荷物検査場がある。手荷物検査場を過ぎると、店は一切ない。手荷物検査場でペットボトルを没収されたため、それ以降は飲み物を飲むことができない。
ゲートD3へと向かう。
2011/4/25:タイガーエアウェイズ2273便(TR2273):ジャカルタ→シンガポール:A320-200(9V-TAT)
ベンチで待つこと40分、12時20分頃に搭乗が開始された。機材はエアバス320型機である。
格安航空会社なので、詰め込み仕様である。180席程度だっただろうか。座席は後ろから3列目だった。
ほとんど満席になる。全員が乗って、定刻になったが、出発しない。ゲートでの出国カード回収にミスがあったようで、ゲート係員が飛行機に乗り込み、一部の客のパスポートを確認している。
10分程度遅れて出発する。空港内は空いていて、待たされることもなく離陸した。
水平飛行に入ると、まず全員にピーナッツが配られる。無料のサービスであった。意外とサービスが良いなと思う。
その後、カートで食事や飲み物の販売。後ろの席なので、来るのに時間がかかる。カップヌードルや飲み物を注文している人が多い。配り始めてから15分程度経って、やっとカートが来る。聞いてみると、短時間のフライトなのでホットミールは積んでいないとのことであった。それならば空港で食べてくれば良かったと思いつつも、お腹は空いているのでカップヌードルを注文した。シンガポールドル5ドル。日本円で300円以上である。機内価格であろう。お湯を入れてもらい、3分程度待ってから食べる。普通の日清のカップヌードル。可もなく不可もなし。
機内販売は一番前のギャレーで行われているとのことで、そこまで行って、タイガーエアウェイズのモデルを購入する。
ジャカルタとシンガポールの間には時差が1時間ある。時計の針を1時間進める。
シンガポール時間で15時15分にシンガポール・チャンギ国際空港に到着した。着陸後、5分足らずでバシェットターミナルの駐機場に到着した。
座席が後方だったため、到着してから降りるまでに10分程度の時間がかかる。タラップで地上に降り、建物に入る。
バジェットターミナルはなんとも安っぽい作りの建物であった。体育館のような作りである。ここでは乗り継ぎ客を含めて全員が入国審査を受けなければならないようで、前便、前々便の客も合わさり、入国審査場には既に長い列ができていた。さらに、入国審査官の動きが、いつものターミナル3の審査官よりも遥かに遅い。まさかとは思うが、あまりできの良くない審査官をこのターミナルに集めているのではないかと疑いたくなる。審査官から質問を受けている人も多く、中には別室に連行されている人もいる。
50分近く待って、やっと順番がきた。係官は、パスポートを一瞥して、機械に通して、スタンプを押す。何らの質問もない。入国審査を終えて到着ロビーに出ようとすると、係員に声をかけられる。荷物検査を受けさせられる。荷物をX線に通すだけの簡単なものだったが、声をかけられない人もいるので、係員の直感で決めているのだろう。
到着後1時間以上かかって、やっと到着ロビーに出た。タイガーエアウェイズについては客室乗務員の対応等で特に問題は感じることはなく、また利用しても良いと感じたが、一方でバジェットターミナル発着便は敬遠したいとも思った。
【2011/4インドネシア】(目次)
29,ガンビル駅からスカルノハッタ空港へ:ダムリ空港バス:2011/4/25【2011/4インドネシア】
30,ジャカルタからシンガポールへ:タイガーエアウェイズ2273便:2011/4/25【2011/4インドネシア】【←本記事】
31,シンガポール:ホテル81ゴールド(Hotel 81 Gold):2011/4/25【2011/4インドネシア】