2021年12月10日金曜日。この日は21時に羽田を出るスターフライヤー91便(ANA3891便)で北九州へ向かう。当初は20時30分の89便を予約していたが、11月11日にこの便の欠航が決定したため、21時の便に変更したのであった。
浜松町を19時45分に出るモノレールで羽田空港へ向かった。昼間は10分間隔で快速列車の運行があるが、この時間帯は普通列車のみの運行であり、浜松町から羽田空港第3ターミナルまで18分、終点の第2ターミナルまで24分である。
2021/12/10:スターフライヤー91便:羽田→北九州:A320-200(JA22MC)
今回搭乗するスターフライヤーはANAと共同運航をしているが、羽田空港の出発ターミナルは、日本航空が主に使用する第1ターミナルである。
第1ターミナル南ウィングの端にスターフライヤーの窓口があった。窓口の横に自動チェックイン機が並んでおり、自動チェックイン機でチェックインを済ませた。
搭乗券。ANAと同じ体裁である。ANAで購入しているのでANA3891便と書かれているが、「スターフライヤーによる運航」とも書かれている。
20時を過ぎると出発便もほとんどなく、羽田空港といえども空港内は空いていた。
まだ夕食を食べていなかったので、すぐ上の階にある吉野家で夕食とした。その後、スターフライヤーのチェックインカウンターのすぐ横にあるスターフライヤー専用の保安検査場で保安検査を受けて、搭乗口へ向かった。
今回はANA便での搭乗であり、スターアライアンスのゴールド会員なのでラウンジ入室資格はあるが、第1ターミナルにはANAラウンジはない。
ただ、搭乗口に向かう途中に、クレジットカードのゴールドカード以上で入室可能な「パワーラウンジ」があった。こちらに顔を出してみたが、20時30分で閉店だという。既に20時26分であったので、入らずに搭乗口へ向かった。
搭乗口は1番で、南ウィングの端に位置する。
21時発のスターフライヤー91便北九州行きは、本日羽田空港を出る九州方面への最終便である。搭乗口近くのベンチはほとんど埋まっており、立ちながら搭乗開始を待っている客もいた。
1番搭乗口から、20時45分に搭乗開始となった。
搭乗口でご搭乗案内を受け取り、機内に入った。
機内に入ったところで、客室乗務員からイヤホンをもらった。
座席は、機体と同様の黒色である。
普通席でも各座席に液晶モニターが備わっている。
搭乗時には、モニターに座席番号が表示される。
シートピッチはかなり広く感じられた。全席普通席のA320型を保有する他社と比較すると、ANAは166席、アシアナ航空は159席で座席が設定されているところ、スターフライヤーは150席である。
フットレストが設置されている。
安全のしおり、機内誌、エチケット袋は前の座席のポケットに入れられている。
安全のしおり。一般的なA4のラミネート加工ではなく、冊子のようになっている。
機内誌「Mother Comet」。
エチケット袋。
本日はほぼ満席とのことであった。私の周りには空席がなかった。ただ、そこまで窮屈な感じがないのは、やはりシートピッチが広いからであろう。
定刻より少し早い20時58分に、飛行機が動き出した。
早速、機内安全ビデオが液晶モニターで放映される。「スターフライヤーマン」というロボットが、機内の設備、空のルールを説明する。
その間に、飛行機はD滑走路に向けて走行する。
ランウェイ05から千葉の方へ向けて離陸し、離陸後すぐに右側に大きく旋回し、西へ進路を向けた。
シートテレビは、テレビ西日本の「World Fukuoka News」、「うどんMAP スターフライヤー特別編」などの九州ご当地番組、スターフライヤーの客室乗務員へのインタビュー動画など、充実した内容となっている。
もちろんスカイマップも表示可能である。
まもなく機内サービスが始まった。タリーズコーヒー、オニオンスープ、リンゴジュース、冷たいお茶からの選択である。冷たいお茶は、福岡県で作られた「八女茶」とのことであった。
今回はタリーズコーヒーをいただいた。ホワイトチョコレートも一緒に提供された。コーヒーのカップは一般的なものよりも一回り小さいが、公式ウェブサイトによると、そこには「温かいお飲み物を「冷める前に飲み終える」ちょうど良いサイズでご提供します。」というこだわりがあるらしい。美味しくいただいた。
サービス終了後、機内の照明が暗めになる。
機内販売は、スターフライヤーのカレンダーやトートバック、お菓子など、オリジナルのグッズが充実していた。希望者は客室乗務員呼び出しボタンで客室乗務員を呼ぶようにとのことであった。せっかくなので、「オリジナル カレ・ド・ショコラ」を購入した。機内でも提供されるチョコレートが21枚入って500円であった。クレジットカードで支払った。
化粧室は機内前方と後方にある。一般的な化粧室である。
22時20分、広島湾上空でシートベルト着用サインが点灯した。
高度を下げ、北九州空港には22時40分頃に着陸した。空港内では止まることなく、すぐにボーディングブリッジのある駐機場に到着した。到着時刻は、定刻より3分早い22時42分であった。新型コロナウイルス感染症対策のため、降機は前方客が最初で、後方客は案内があってからであった。
残念ながら、羽田空港でも北九州空港でも、搭乗機の撮影は難しかった。北九州空港で、かろうじて一枚、証拠写真を撮影できた。
隣の駐機場で駐機していた同型機も撮影した。今回搭乗した機体は、垂直尾翼が黒色であったが、こちらは白色であった。
北九州空港は海上に位置し、24時間空港である。日によっては0時45分着の便まであるようだが、本日は91便が最後の到着便であった。
北九州空港。
【2021/12九州】(目次)
2,羽田から北九州へ:スターフライヤー91便:2021/12/10【2021/12九州】【←本記事】
3,北九州空港から小倉へ:西鉄バス北九州「北九州空港エアポートバス」:2021/12/10【2021/12九州】